今年で31回目を迎えるチャリティー展の季節が再び巡って参りました。
谷井芳山も30年前から光栄なことに出展させていただき、今回も有難く参加させていただきます。

東大寺福祉事業団の試みは、わが国社会福祉の発祥の地である奈良時代、聖武天皇とその皇后である光明皇后の願いの元、
現在の福祉施設建設に悲田院を建てられたことが始まりとされています。

私事ですが、幼少のころ右足の小児麻痺を患い、この病院で治療していただき、再び中学2年生の折には右大腿骨骨折のため治療していただき、
そして私が陶芸の道を歩むきっかけとなりました事は、この施設内で今は亡き東大寺別当上司栄慶上人のご縁で陶芸の初体験をした私の人生にとっての最重要な場所でございます。

紅葉の季節、毎年奈良国立博物館では正倉院展が開催されておりますし、是非ともこの機会にお出かけいただき、ご高覧頂ければ幸いに存じます。